研究課題/領域番号 |
16K04530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
谷 雅泰 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (80261717)
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研究分担者 |
大宮 勇雄 仙台大学, 体育学部, 教授 (10160623)
青木 真理 福島大学, 総合教育研究センター, 教授 (50263877)
杉田 政夫 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (70320934)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 教育改革 / デンマーク / 職業教育 / キャリアガイダンス / キャリア教育 / 国民学校改革 / 職業教育改革 / 国民学校 |
研究成果の概要 |
デンマークでは2015年に国民学校改革が行われ、授業時間数が大幅に増加し児童生徒の学校での滞在時間が長くなった。これにより、教職員の多忙化に加え放課後の社会教育に影響が及ぶことが懸念された。一方で日本と比較した場合、改革と同時並行的に優良な労働者の輩出を目的とした職業教育改革が行われている点が異なる。 本研究ではその背景や改革の推移を明らかにすることを主な目的とし、以下のことが明らかとなった。EUD10と呼ばれる、職業教育へのレディネスが十分でないと判断された生徒向けの10年生クラスが発足し、職業教育の充実が図られていること。義務教育改革は利用者民主主義の観点から見直しが進められていること。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本でも学力問題は大きな関心事であるが、そのことと職業との接続については高校の普通科改革が求められるなど関係者の間に問題意識はあるものの、社会的合意があるとは必ずしも言えない。学歴獲得のための学力に関心が集中しているからだと考えられる。デンマークの教育改革は職業教育改革と連動しており、日本と対比させて考察するには好適な事例である。 デンマークの若者支援に携わってきた専門家を招いてのシンポジウムを日本で開催し、その記録はすでに公刊しており、これから日本で学校と職業の橋渡しを考えていくうえでも意味のある研究であったと考える。
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