研究課題/領域番号 |
16K04553
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
松井 剛太 香川大学, 教育学部, 准教授 (50432703)
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研究分担者 |
松本 博雄 香川大学, 教育学部, 准教授 (20352883)
片岡 元子 香川大学, 教育学部, 准教授 (40709242)
常田 美穂 (松本美穂) 香川短期大学, その他部局等, 講師(移行) (80711499)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ポートフォリオ / ラーニングストーリー / 家族レジリエンス / 就学前施設 / 子育て / 連携 / 記録 / 子育て支援 / 幼児教育 / 保育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、就学前施設における家族レジリエンスを高める子育て支援プログラムの開発と検証である。保育所でポートフォリオを使用した実践を行った後、保護者を対象にアンケートを実施した。その結果、以下の2点が示唆された。第1に、多くの家族では母親がコメントを記述していたが、父親、きょうだい、祖父母も記述に加わった。母親がポートフォリオを読む際に、それに気づいた他の家族成員とのコミュニケーションが生じていると考えられた。第2に、家族が保育に対する理解を深めたことによって、保育者と家族の間に肯定的な子ども理解が共有された。ポートフォリオを使用した保護者連携が家族レジリエンスを高めることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、保育の質の向上において重要な要素と考えられる保護者連携の方法を提示したことである。ポートフォリオによって保育を可視化することで、保護者の保育参加や子育ても含めた保育の質の向上に寄与するものと思われる。 社会的意義については、就学前施設における子育て支援により、幅広く子育て初期の保護者の育児不安軽減や虐待の予防に寄与することである。ポートフォリオを使用して、子どもの育ちを保育者と保護者が喜び合いながら家族レジリエンスを高めることで、家族関係の中で子育ての問題が解消されることが期待できる。
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