研究課題/領域番号 |
16K04558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
上田 敏丈 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (60353166)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 保育行為スタイル / 保育者の専門性 / SCAT / 発生の三層モデル / 複線径路・等至性アプローチ / 質的研究 / 専門性 / 保育者 / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究は、保育者の保育行為スタイルの分岐プロセスを明らかにする。そのために、初任者から中堅にかけての分岐に着目をするために、3年間の縦断研究を行った。研究協力者は、2名の保育士である。2016年から2018年の間、継続的に半構造化インタビューを行った。 その結果、保育者は、3年間の中で、担任としてのプレッシャーを抱えつつ園文化から学んでいることと、特に同僚保育士の影響が大きく受けていた。保育行為スタイルの分岐に与える要因は外在的文化的要因が大きく影響していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は保育者の保育行為スタイルの分岐プロセスを、保育者自身が意味づける「行為の意味」を射程にふくめて検討した。特に、どのような園に配属されるのか、その園文化の影響と、初任保育者が共に働く年配の加配保育者との関係性が、保育行為スタイルに影響を与えていていた。これは、園文化が保育者の関わり方の価値観を再生産していることを明らかにしたものであり、今後、組織としての園文化の継承が重要な課題となる。
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