研究課題/領域番号 |
16K04560
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 名桜大学 |
研究代表者 |
嘉納 英明 名桜大学, 国際学部, 教授 (30449962)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 字公民館 / 字幼稚園 / 集落の共同体 / 教育自治 / 公民館幼稚園 / 保育士 / 合同運動会 / 集落 / 幼児園 / 子育て / 地域活動 / 字幼児園 / 地域 / 保護者 / 字公民館幼稚園 / 集落公民館 / 就学前教育 |
研究成果の概要 |
沖縄は、戦後27年間、米国の直接占領下におかれ、就学前の保育・教育環境は義務教育諸学校と比して劣悪であった。地域では、幼少の子どもの保育問題が切実であったため、集落の公民館には、幼稚園(託児所)が付設された。公民館幼稚園は、子どもの保育・教育保障を自治的に担うものとして運営された。字幼稚園は、沖縄の日本復帰を前にして、小学校附属の公立幼稚園として“公立化”された。沖縄の戦後の就学前の保育・教育は、字公民館を拠点とする子育て組織の中で広く行われ、「地域の子どもは地域が育てる」という地域実践活動が行われていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
①戦後沖縄社会は米軍統治下ということもあって、公私立園は未整備な状況が続いていた。その中で設立された字公民館幼稚園は、幼少の子どもの保育・教育保障を目指した自治的な取り組みであった。字幼稚園の運営には、字公民館や区民らの地域の教育力に支えられて展開した。 ②1960年代末以降、沖縄では、小学校附属の公立幼稚園の設立が相次ぐが、これの背景には地域の子育て機能として果たしてきた公民館幼稚園の存在があった。
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