研究課題/領域番号 |
16K04563
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 國學院大學 (2018-2019) 和洋女子大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
島田 由紀子 國學院大學, 人間開発学部, 教授 (80369397)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 幼児 / 描画指導 / 造形指導 / 保育者 / 保護者 / チェコ共和国 / 保育環境 / 保育形態 / 描画 / 造形表現 / 指導法 / 児童 / 性差 / 自由画 / 描画の構成要素 / 保護者の関わり / 保育者の関わり / 構図 / 描画指導法 / 表現 / 造形 / 年齢 / 性別 / 環境 / 描画表現 |
研究成果の概要 |
①幼児の自由画や造形表現の特徴を見出し、指導を行った保育者とその保護者に指導や教育方針等について質問紙調査を行い、描画や造形表現と指導の影響を把握した。描画表現の性差は保護者や保育者の言葉がけが後押しになる可能性が示唆された。②独特な環境構成で造形指導を行う園の活動に着目し、人的環境に加え物的環境が幼児の表現に影響することを把握した。同様な事例をチェコ共和国の各園や小学校にも見ることができた。③保育形態によって造形活動の経験に個人差が生じ、表現にも影響がみられた。 これらの研究はこれまでの造形表現の研究にはない視点であり、幼児の描画や造形活動のあり方や指導法の再考につながると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で行った調査研究は、これまでの幼児の描画や造形表現の研究にはない視点であり、幼稚園や保育所における描画活動や造形活動のあり方について、指導法、環境構成、保育形態などについて再考することができたと考えられる。また、これまでタブー視されてきた描画指導のメソッドも含め、系統立てて検証されてこなかった描画指導法が与える幼児の描画表現への影響について把握することで、幼児の創造的な描画表現や造形表現に有効な指導法について手がかりを得ることができたことから、幼児の一人一人がより自由に描画表現、造形表現を実現するための具体的な方策を示すことが期待できる。
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