研究課題/領域番号 |
16K04570
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
児美川 孝一郎 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (50287835)
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研究分担者 |
小野 方資 福山市立大学, 教育学部, 准教授 (30569827)
南出 吉祥 岐阜大学, 地域科学部, 准教授 (70593292)
金澤 ますみ 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (80581058)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 子どもの貧困 / 高校中退 / 高卒無業 / キャリア教育 / スクール・ソーシャルワーカー / ソーシャルワーカー / 就労支援 / 福祉的支援 / 地域振興 / キャリア支援 / 高校 / スクールソーシャルワーカー / 更生保護施設 / 困難校 / 高校教育 / 社会資源 |
研究成果の概要 |
家庭の貧困,非行・逸脱行動,不登校・ひきこもり,発達障害などの困難を抱える若者に対する,教育機関の内外における支援の実態について,調査研究を実施した。 これまでになされてきた支援としては,①教育機関による教育的支援,②スクール・ソーシャルワーカーやソーシャルワーカーによる福祉的支援,③ハローワーク,ジョブカフェ,地域若者サポートステーションによる就労支援,④NPOなどによる社会的自立支援,居場所の提供などの形態があるが,これらの諸支援が,全体としてどのように連携し,ネットワーク的な包括的支援になりえているのかどうかを調査した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1990年代以降,日本社会において格差・貧困化が社会問題になるにつれて,子どもの貧困がもたらす深刻な影響に注目が集まってきている。高校中退問題の背後にも,それだけが原因ではないが,貧困問題が影を落としている。また,家庭背景とは相対的には独立して,不登校の子どもやひきこもりの若者の問題も,根本的な解決からはほど遠い状況にある。 こうした社会的背景を踏まえ,困難な若者に対する支援の実態を明らかにし,とりわけ諸領域からのネットワーク的な包括的支援のあり方を考察することは,社会的にも意義の高い研究であると考えられる。
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