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わが国における異年齢の保育の実践史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K04577
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関佛教大学

研究代表者

渡邉 保博  佛教大学, 社会福祉学部, 教授 (50141552)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード異年齢保育 / 年齢別保育 / 保育方法 / 場 / 福祉 / 学校化 / 特別扱い / 生活状況 / 学級 / 年齢別 / 昼間のお家 / みんな同じ / 特別視 / タテ・ヨコ・ナナメ / 年齢規範 / お家 / 昼間の家 / 実践史
研究成果の概要

この研究を通して、異年齢保育への転換の背景と実践の多彩な展開に迫ることができた。同時に、異年齢保育の歴史的意義は,保育の形態・方法上の転換という観点からだけではなく、保育の「学校化」への対抗という観点から検討が必要だということも明らかにした。そこで、今日の「学校化」問題に関する先行研究の整理をおこない成果を公表した。
その際、保育の「学校化」問題に関する議論には、2つの流れ~学校教育の「前倒し」及び「福祉,保健,その他の関連領域から分離」~があることがわかった。後者に注目し、「保育所は乳幼児学校ではない」という保育所観を打ちだした保育者の実践に注目し、その実践史的検討に着手するに至った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

わが国では、近年の「子ども・子育て支援新制度」に連動した「保育所保育指針」等の改定に伴い、保育所は「幼児教育の一翼」「学校教育の一翼」を担うとされた。OECD加盟国でも, 近年の社会的な事情を背景に保育と学校教育の制度統合と保育・教育課程改革が進み、保育の「学校化」が問題になっている。
保育の目標・内容・方法,学級編成,「場」のあり方(「生活の場」「昼間のお家」)等「広義」の保育方法に焦点化してきたこれまでの研究だけでは、保育と学校教育の関連や保育所(保育)の意義・独自性を示すことはできない。本研究は、「福祉関連領域からの分離」という観点から,保育の「学校化」問題を考える新たな材料を提供する。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 保育の“学校化”問題に関する一考察―福祉としての保育の観点から2020

    • 著者名/発表者名
      渡邉保博
    • 雑誌名

      社会福祉学部論集

      巻: 16 ページ: 95-117

    • NAID

      40022204992

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 保育計画における日課の意味とあり方2019

    • 著者名/発表者名
      河本ふじ江・河本友香・清水民子・清水玲子・横井洋子・渡邉保博編著
    • 雑誌名

      子どもの生活と長時間保育~生活のリズムと日課~

      巻: 単行本 ページ: 135-149

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] 日本保育学会(編)保育学講座3 保育のいとなみ 第3章2016

    • 著者名/発表者名
      渡邉保博
    • 総ページ数
      30
    • 出版者
      東京大学出版会
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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