研究課題/領域番号 |
16K04581
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 大阪電気通信大学 |
研究代表者 |
佐野 正彦 大阪電気通信大学, 共通教育機構, 教授 (00202101)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 学校から仕事への移行 / パネル調査 / 若年労働市場 / 英国 / Youth Transition / 早期離学者 / 継続教育カレッジ / 労働市場 / 非正規雇用 / イギリス / Transition to Work / Further Education / 若者パネル調査 / 職業教育・訓練 / 後期中等教育 |
研究成果の概要 |
英国において、若者の「学校から仕事への移行」に関するパネル調査を実施するための準備及び調査の設計を行った。この課題と並行して、英国を含む、独、スイス、スエーデン、日本の研究者による国際共同比較研究を実行し、各国のこれまでのパネル調査等の詳細分析などを行い、今後の若者パネル調査の課題を洗い直した。その成果を踏まえ、非大卒の若者の移行の促進と安定化において、英国の男性の場合、初期キャリアにおけるカジュアルな仕事が、他の国のようにキャリアの袋小路とならずステッピング・ストーンとして機能している実態やその成功要因を探ることの重要性を確認し、それも念頭に置いた調査の設計を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
若者の教育から仕事への移行が長期化しかつ不安定化して久しい。特に、その不安定化は、大卒者などより長期に教育にとどまる者に比べ、義務教育終了後や後期中等段階で早期に離学した若者において著しい特徴となっている。多くの国で、早期離学者や初期キャリアにおいて不安定な仕事に就いた者は、キャリアの袋小路の罠に捕らえられるリスクが高いなかで、英国男性の場合、初期キャリアにおける不安定な仕事が、後の安定したキャリアへとつながるステッピングストーンとして機能する可能性が高いという事実に注目し、彼らのキャリア初期段階の移行プロセスを解明しつつ、その安定化の促進要因を解明するための、パネル調査の制度設計をした。
|