研究課題/領域番号 |
16K04583
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
藤原 瑞穂 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (90269853)
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研究分担者 |
堀 薫夫 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (60173613)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 障害 / 高齢者 / 学習 / 生涯教育 / 高齢期 |
研究成果の概要 |
生涯学習の振興が叫ばれるなか、障害をもつ高齢者を対象とした学習支援に関する研究の蓄積は多くない。本研究の目的は、障害をもつ高齢者への学習支援がQOLの向上ならびに医療費、介護保険サービスの利用を抑制できるかを検討することである。 高齢者大学受講者への質問紙調査ならびに障害をもつ高齢者への学習支援に関する1年間のフィールドワークを行った。その結果、週1回のプログラム参加によって障害をもつ高齢者の受診行動や要介護度に影響を及ぼす可能性は低く、保健、医療、福祉、教育が一体となった身近な施設で、週何度でも利用できることが受診行動に影響を及ぼし、医療費や介護保険料の削減に寄与する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
障害をもつ高齢者への学習支援の研究はまだほとんど手を付けられていないのが現状である。本研究は、障害をもつ高齢者の学習機会への参加とその支援による受診行動の変化を検討した。その結果、地域在住者に開かれ、かつ保健、医療、福祉、教育が一体となった学習機会は受診行動に影響を及ぼす可能性があることを示した。また、障害をもつ高齢者の学習支援は、ピア効果が重要な役割を示していることが示唆された。
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