研究課題/領域番号 |
16K04598
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
加藤 毅 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 准教授 (10233800)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 大学職員 / 大学マネジメント / 建学の精神 / SD / ホワイトカラー総合職 / スタッフ・ディベロップメント |
研究成果の概要 |
本研究では、専門職ではなく総合職としての大学職員の現状と可能性について分析と検討を行った。第一の知見として、現場職員の間では、難度の高い新規課題への対応にあたり、専門職の導入ではなく職員のイニシアチブのもとで対応すべきとの意見が多く見られた。第二に、特定の専門職を前提としない職員の強化に向けた施策が展開されている一方で、現場を見ると、依然としてルーティン作業が中心のままであり、必要とするサポートが不足している。つまり活躍機会と支援が欠如した状態にある。第三に、建学の精神によって基礎づけられることにより、総合職としての大学職員が、価値創出に向けて積極的に貢献する道筋が見出された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、高度化する大学のマネジメントを担うことが期待されている職員を強化するための施策が展開されてきた。しかしながら今回の調査を通じて、現場レベルでは依然として業務の中心はルーティンであり、SDについても有効に機能しているとは言い難い実態、運用レベルでの大きな問題が起きていることが明らかになった(学術的意義)。 総合職としての大学職員が、建学の精神によって基礎づけられた価値創出を実現するための戦略に繋がる重要な知見を得た。現在、これをさらに精錬させることにより、大学職員による価値創出を可能とする方法の開発に取り組んでいる(社会的意義)。
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