研究課題/領域番号 |
16K04599
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
稲永 由紀 筑波大学, 大学研究センター, 講師 (80315027)
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研究分担者 |
吉本 圭一 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (30249924)
猪股 歳之 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (60436178)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 高等教育 / 地域 / 社会連携 / イノベーション / 大学 / 教員 / 高等教育政策 / 地域連携 / 教育社会学 / 地域・社会連携 / ステークホルダー |
研究成果の概要 |
本研究では、我が国において「地方創生」を背景に2010年代以降に急速に展開を見た、大学の組織的連携・交流を通した高等教育のイノベーションの実態について、特にこれまでの古典的な大学(学術)コンセプトとの関係から、解明を試みた。その結果、外発的に進んだ一連の文教政策によって大学での教育研究に地域連携・交流を埋め込む後押しをし、同時に教員の教育研究や知的生産の志向性自体、古典的な大学(学術)コンセプトが共通認識として成り立ちにくくなっていることなどを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、高等教育(特に大学)に対する社会的な要請に対する高等教育機関のレスポンスについて、地域連携・交流の現場で活動を担う担い手に焦点を当てて解明することによって、現場で生じるさまざまな価値葛藤や調整の状況が明らかになり、そのことが高等教育が果たす役割・機能に関わる適切な議論を導くことが可能な点で、社会的意義を持つ。学術的には、高等教育の外部ステークホルダーの視点を適切に導入することによって、高等教育の産出に関心を当てる多くのイノベーション研究や、高等教育内部の文脈に閉じた高等教育研究の問い直しが可能となる点で、学術的意義を持っている。
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