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ユマニチュードを用いた「対話的保育のための行動指針」の作成

研究課題

研究課題/領域番号 16K04601
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 教育社会学
研究機関埼玉大学

研究代表者

小田倉 泉  埼玉大学, 教育学部, 准教授 (10431727)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードユマニチュード / 対話的保育 / ポジティブな非言語的メッセージ / 保育者の行動 / 「待つ」こと / 子ども尊重 / 「待たれる」こと / 「見る」 / 「触れる」 / ユマニチュード哲学 / 対話的関わり / 「見る」「話す」「触れる」 / 保育アセスメント
研究成果の概要

「対話的保育」は、一人の子どもとの1対1の丁寧で誠実な関係を前提とし、その行動は対話の相手を「人間として尊重する」ことに直結する。ユマニチュードは、ケアを受ける者が「人間として尊重される」ことを実感し続けることができるよう、ケアのプロセスにおいてポジティブなメッセージを言語的、非言語的手段によって伝え続ける。
本研究では、ユマニチュードを基盤とする「対話的保育」の指針をまとめた。指針に示した基本行動は、ユマニチュードの基本行動であり、保育者の基本行動でもある「見る」「話す」「触れる」とし、更に保育において子どもを尊重する為に重要な「待つ」行動を加え、それぞれの行動の意味、実践の意義を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の出発点は、子どもの最善の利益保障・子ども尊重の実践である。ユマニチュードは、フランス発祥の認知症ケア技法ではあるが、その最も重要な特質はケアを受ける者の人間としての尊厳の尊重であり「人として尊重されている」ことをケア行為を通して伝達することがユマニチュードの技術である。本研究は、ユマニチュードの基本哲学がケアという共通性をもつ保育に適用されることの意義を見出し、保育の場での子ども尊重と保育者の専門性向上に寄与することを目指すものである。また、保育におけるユマニチュード研究としては最初のものであり、保育における子ども尊重の実践に関する教育学、保育学、保育実践学研究にも寄与するものである。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 幼児教育実践の原理としての人間学に関する考察 : 「ユマニチュード哲学」を手掛かりに2017

    • 著者名/発表者名
      小田倉泉
    • 雑誌名

      埼玉大学紀要. 教育学部

      巻: 66(2) ページ: 91-108

    • NAID

      120006389438

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 保育者の行動の非言語的メッセージに関する研究 ―ユマニチュードの観点から―2020

    • 著者名/発表者名
      小田倉 泉
    • 学会等名
      日本保育学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 保育における「待つ」ことの意味―「ユマニチュード」の観点から―2019

    • 著者名/発表者名
      小田倉泉
    • 学会等名
      日本保育学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 保育における「ユマニチュード」の意義に関する研究2018

    • 著者名/発表者名
      小田倉 泉
    • 学会等名
      日本保育学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 「ユマニチュード」哲学から保育を再考する試み2017

    • 著者名/発表者名
      小田倉 泉
    • 学会等名
      日本保育学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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