研究課題/領域番号 |
16K04602
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
岡田 聡志 千葉大学, アカデミック・リンク・センター, 准教授 (00581779)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | Institutional Research / 教育研究評価 / 非営利組織 / 分野別認証評価 / 高等教育研究 / 医療教育研究 / postsecondary education / WWC基準 / 分野別質保証 / 医療教育 / 医学教育 / 薬学教育 / 看護学教育 / 医療者教育 / 内部質保証 / エビデンス / アウトカム / 機関別認証評価 |
研究成果の概要 |
本研究は、IRにおける教育研究成果の活用のあり方について、検討したものである。その結果、1)日本の高等教育研究や医療教育研究は絶対数とともに方法論の点でも課題があることが示唆され、今後査読以外で研究の質や実践への応用可能性を外部から評価する枠組みを検討することが期待されること、2)海外の事例においてはIRの支援及び教育研究と実践の応答性を保証する取り組みにおいても非営利組織や中間団体の役割は大きいこと、3)国内IR担当者の準拠・参照枠組みは担当者自身の専門分野に規定される部分が大きい一方で、業務においても高度な分析や研究成果の活用が重視されていないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義としては、実践領域としてのIRと研究領域としてのエビデンス、そして知識共有のあり方の検討から、特に国内の高等教育研究の評価の仕組みとして、学問の自由や同業者内での査読だけに過度に依存しすぎるのではなく、既存の研究評価基準やその認識枠組みを相対化するという観点からも、実践に対する応答性や有用性を軸とした教育研究成果の異なる評価枠組みの必要性を提起している点などが挙げられる。
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