研究課題/領域番号 |
16K04608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
長尾 博暢 鳥取大学, 教育支援・国際交流推進機構, 准教授 (90454587)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 高等専修学校 / 専修学校高等課程 / キャリア教育 / 職業教育 / 質保証 / 社会的・職業的自立 / 学校内の環境制約 / 学校外との連携 |
研究成果の概要 |
本研究は、高等専修学校(専修学校高等課程)を対象に、質保証の観点からのキャリア教育・職業教育実践の検証を進めた。 特に、キャリア教育・職業教育を通じて生徒の社会的・職業的自立が促されることが最も期待される学校種でありながら、多くの高等専修学校が困難をおぼえている、外部と連携した体験型キャリア教育・職業教育の実践について、学校側の制約を克服して取組を継続するための要諦の解明を試みた。 その結果、教育活動や指導、支援の場面全般における外部との連携に対して消極的な学校では、体験型キャリア教育・職業教育や、自校の評価をめぐって、高等専修学校に特有の認知バイアスが存在していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、日本のキャリア教育・職業教育研究においてこれまで手つかずに近い学校種だった高等専修学校を対象に、「質保証」の観点から教育実践の検証に着手したもので、キャリア教育・職業教育研究の新たな領域開拓の嚆矢として、その学術的インパクトは大きい。 また本研究により得られた学術的知見は、教育現場にフィードバックされることで、高等専修学校におけるキャリア教育・職業教育の推進・改善に貢献するものである。加えて専門学校や高等学校に対しても重要なインプリケーションを与えるもので、研究成果の社会的な波及効果は高い。
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