研究課題/領域番号 |
16K04612
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
西本 裕輝 琉球大学, グローバル教育支援機構, 教授 (20301393)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 学力 / 沖縄 / 小学生 / 離島 / パーソナリティ / ビッグ5 / 離島・へき地 / 中学生 |
研究成果の概要 |
残念ながら沖縄県は、学力の最も低い地域として知られている。本研究の目的は、全国最下位の沖縄の小中学生(離島を含む)の学力を、生活習慣を確立させる取組(学力調査や質問紙調査の実施、講演会等によるフィードバック等)を通して、本島と離島の格差を解消することである。 小中学生の調査を通してわかったのは、本島の子どもたちは離島の子どもたちに比べ、①生活習慣が整っていること、②将来の明確な目標を持っていること、③大卒者が身近にいること、などが明らかになった。ただし一方で、④放課後や春休み等の補習が多いこと、⑤心理的な不安感が高いこと、⑥不登校傾向が高いこと、⑦学校適応感が低いことも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成果としては、沖縄の子どもたちの学力の低い原因が明らかになったこと、離島の子どもたちの学力の低い原因が明らかになったこと、小学生に比べ中学生の学力が伸び悩んでいる原因が明らかになったこと、結果を学会発表や論文、教職員向け及び保護者向けの講演会、研修会等を通して、理解が進んだことである。 また、小学生の学力は全国の上位を維持するようになってきていることも成果の一つと言える。今後は、学力の向上と同時に不登校率の減少等にもつながることが期待できる。
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