研究課題/領域番号 |
16K04615
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
河内 康文 高知県立大学, 社会福祉学部, 講師 (20723448)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 外国人介護人材 / 仕事の信念 / 経験学習 / EPA介護福祉士 / 施設管理者 / 質的分析 / 介護人材 / 生涯学習 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、EPA介護福祉士が介護現場でどのような経験をしながら成長し、「仕事の信念」を変容させているのかを明らかにすることである。研究方法は、EPA介護福祉士および同じ施設で勤務する施設管理者、それぞれ8名を対象に個別面接調査を実施し、得られたデータを質的に分析した。EPA介護福祉士は、日本語の壁を経験しつつも、利用者からコミュニケーションを学ぶ対応をしていた。この経験からの学びは、EPA介護福祉士にとって利用者主体を志向する「仕事の信念」の萌芽となり、利用者にとっては役割の創出になるという関係性を導きだしていると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、EPA 介護福祉士の介護現場における経験および「仕事の信念」の変容を明らかにしたことが学術的な意義と考えている。この結果を踏まえ、EPA 介護福祉士に対する効果的な職場での学習支援のあり方が提示できる。また、介護福祉分野における介護人材確保に関して、理論的な側面からの基礎的な知見となりうる。さらに、近年に増加している介護福祉士養成施設における留学生や、技能実習生、特定技能などのEPA によらない外国人介護人材など、超高齢社会における多様な介護人材に対する効果的な学習支援のあり方を活用できることに社会的意義があるといえる。
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