研究課題/領域番号 |
16K04616
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
四戸 智昭 福岡県立大学, 看護学部, 准教授 (70347186)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 不登校 / ひきこもり / 共依存 / ACIDチェックリスト / 支援困難な親 / 解決のためのチェックリスト |
研究成果の概要 |
筆者は、これまで不登校やひきこもりの子を抱えた親への回復支援活動をする中で、家族会などに参加を躊躇する親、専門家依存が強い親など「支援困難な親」たちがいることもわかってきた。こういった「支援困難な親」たちの特徴から、親が問題を解決するために避けるべき4つの要因として、1)「無気力を避ける;Apathy」、2)「子に支配的になることを避ける;Controlling」、3)「孤立を避ける;Isolation」、4)「支援者へ依存的になることを避ける;Dependence」を抽出し、計20項目からなる親が避けるべき「ACIDチェックリスト」を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不登校やひきこもりの子を抱えた親が自己の状況について自分で判別し、自らの行動修正を促すための「ACIDチェックリスト」である。ACIDは、問題解決のために親が避けるべき点を4つの視点で捉えたもので、1)「無気力を避ける;Apathy」、2)「子に支配的になることを避ける;Controlling」、3)「孤立を避ける;Isolation」、4)「支援者へ依存的になることを避ける;Dependence」の頭文字を表す。これら4つの視点について、親自身が自身の問題行動に気づき、さらにはその行動が修正されることで、家族全体に変化を促し、結果として不登校やひきこもりの問題を解決するためのツールである。
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