研究課題/領域番号 |
16K04617
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
|
研究機関 | 福岡県立大学 |
研究代表者 |
田中 哲也 福岡県立大学, その他部局等, 名誉教授 (50207114)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 高等教育 / エジプト / グローバル化 / 市場化 |
研究成果の概要 |
1952年革命後成立したエジプト体制にとり、無償の公的高等教育の提供は国民との「社会契約」となった。しかし、国民の要求に対応した無償の高等教育の量的拡大とその質的の維持を両立させることは、財政的に不可能となり、国立高等教育のレベルは急速に低下し、空洞化した。同時に財政支援条件としてIMFや世界銀行から「市場化」が求められ、また「グローバル化」への対応が要求されるようになった。 本研究では、こうした状況下で取られてきた1990年代以降のエジプトの教育政策の一端を「外国大学」という概念を使用して明らかにしようとした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のキータームである「外国大学」を建設中であるエジプト・日本科学技術大学(E-JUST)がどのような大学であるべきかをテーマとして、学長をはじめとした同大学スタッフ、元高等教育大臣からカイロ大学等国立大学教員、その他訪問した私立大学等で現在エジプト高等教育の第一線に立っている多くの関係者と意見交換をする中で、彼らの 考える現在エジプトにおける高等教育の理想像やそれを妨げていると理解されている諸問題等を明確にすることができた。 また、現在アラブ世界の高等教育世界の教育や研究の中心がアメリカの大学をモデルとしてつくられた大学や分校へ移っていることが明らかになった。
|