研究課題/領域番号 |
16K04620
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
黄 丹青 目白大学, 外国語学部, 教授 (10550692)
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研究分担者 |
岩崎 久美子 放送大学, 教養学部, 教授 (10259989)
大和 洋子 国立教育政策研究所, その他部局等, 特別研修員 (30724413)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 国際バカロレア / 現地公立高校 / 国際部 / グローバル / 市場化 / 教育エージェント / 留学 / 国際学校 / 国際プログラム / 導入枠組み / コンピテンシー / 大学進学 / 社会ニーズ / 制度の構築 / エビデンス / 教育課程の改革 / 日本と中国 / 日本と香港 / 国際比較 / グローバル化 / 拡大 / 教員養成 / 比較 / 導入 / 入試制度 / 教育学 / 社会学 |
研究成果の概要 |
本研究は国際バカロレアを導入する中国の公立高校を対象に、日本との比較を念頭に置きつつその導入枠組みの解明を目指したものであり、主に以下の結果を得ることができた。第1に、全容の把握である。IBに関する国の政策がない中、地方がそれぞれ独自の方法で模索してきたため、自国内でも整理されなかった導入タイプを分類し全体像を描いた。第2に、実地調査により、IB導入の急速な拡大は、地方の政策と社会的なニーズ、そして国際機関や人員を引き付ける要素が複雑に絡み合う結果であり、そのキーワードは市場化であると構造的に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際バカロレアの導入がグローバルの恰好な例であるが、導入現状の把握や教育方法の融合と教員の在り方など実践的な次元、およびアイデンティーに関する研究が多い中、本研究は社会学的な視点から、導入の構造をはじめて描いた。それは国間、特にアジア地域での異同を比較する一つの土台となります。 また、研究成果を国内にとどまらず調査地や香港と台湾、そして韓国でも発表し、比較の意味を問いてみた。さらに、中国の調査団を受け入れることで大陸初の国際バカロレア教員養成の制度づくりの一助にもなった。
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