研究課題/領域番号 |
16K04624
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
澤田 稔 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (00367690)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | カリキュラム / 教育方法 / コンピテンシー / 知識基盤社会 / 民主主義 / シチズンシップ / 批判的教育学 / 社会的公正 / シチズンシップ教育 / 比較教育学 / カリキュラム・教育方法 / 教育学 / 教育社会学 |
研究成果の概要 |
本研究では「21世紀型コンピテンシー」(特定の領域・対象を超えて機能しうる汎用性の高い資質・能力)の育成を重視し、コンテンツ・ベース(内容項目中心)からコンピテンシー・ベース(資質・能力中心)のスタンダードへの転換を図るという教育改革上の国際的趨勢に沿うことと、政治的にリベラルで民主主義的理念に則した教育に重点を置くこととを両立させられるような学校教育が成立するための諸条件を理論的・実践的に探究し、そうした学校教育の持つ意義を理論的に明確化するための分析枠組を整理し、米国で実地調査を重ねることで、日本における今後の教育改革を見通す上でも有意義な実践事例に関するデータを収集することできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代における教育改革の国際的趨勢である、知識基盤社会対応あるいは21世紀型という形容詞を関して呼ばれる資質・能力ー非認知的能力を含む現時的な問題解決能力を含む汎用性の高い能力ーの育成を重視する教育は、社会効率主義(social efficiency)に回収されてしまう危険性を否定できないが、本研究は、そうした教育が政治的にリベラルで民主主義的な教育としても成立しうる諸条件を理論・実践の両面で探究を進めた点に学術的かつ社会的意義があると考えられる。また、本研究は、米国の実地調査に基づく研究であるものの、日本における今後の教育改革に関する見通しを明確化する上でも一定の意味を有するように思われる。
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