研究課題/領域番号 |
16K04625
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
|
研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
山崎 直也 帝京大学, 外国語学部, 教授 (10404857)
|
研究分担者 |
日暮 トモ子 目白大学, 人間学部, 准教授 (70564904)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 書院 / レジデンシャル・カレッジ / 学生寮 / 中国 / 台湾 / 香港 / マカオ / 高等教育改革 / 書院教育 / 教養教育 / 中国語圏 / 宿舎 / 両岸四地 / 比較教育 / 高等教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、「書院教育」という共通の現象の考察を通じて、中国・台湾・香港・マカオの現在進行形の高等教育改革について深い理解を得た。近年、中国語圏の大学が次々と設置を進めている「書院」が欧米のレジデンシャル・カレッジよりも広い意味を持つ概念であることを明らかにし、文献調査と関係者への聞き取りによって各地域の書院の理念と実践について詳細な情報を蓄積することができた。3年間の研究を経て、地域の各大学の関係者との間に緊密なネットワークを構築することができたが、これは今後、様々な切り口で中国語圏の高等教育の比較研究を行う上で資産となるものである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としてまず強調したいのは、中国・台湾・香港・マカオの(高等)教育を、「書院」をキーワードとして一貫性を持つ比較研究の俎上に載せたことにある。この四地域の教育の間には明白な相互連関が存在するが、これまで分断的に論じられ、マカオについては先行研究の蓄積を欠いた状況にあった。また、本研究で深い理解を得たこれら各地域の高等教育改革の実践は、多くの共通の課題に直面する日本の高等教育の現場にも多くの示唆を持つと考えられ、この点本研究は学術的意義と同時に、社会的意義を持つものと考えられる。
|