研究課題/領域番号 |
16K04629
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
沖 清豪 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70267433)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | イギリス教育改革 / 高大接続改革 / GCE Aレベル試験改革 / 教育制度改革 / 試験制度改革 / イギリス入学者選抜 / GEC A-level試験 / 学生の多様化 / 公正な選抜 / 成人学生 / 入学者選抜 / 機会の公正性 / 英国 / 国際比較 / イギリス / 公正な入試制度 / 試験問題漏洩 / A-level試験 / Ofqual / 異議申し立て / 質保証 / A level試験 / Sixth Form Colleges / プロジェクト学習評価 / 大学入試 / GCE A-level / 進学率格差 / GCE Aレベル / GCSE / イギリス教育 / アーティキュレーション |
研究成果の概要 |
2010年代における英国のGCE Aレベル試験の改革内容を確認し、中等教育機関側からは全体に好意的な評価を得ているものの、大学側からは入学者の質保証について疑問が提示されていることが明らかとなった。また、改革の論理として、Wide Participationと呼ばれる社会・経済的背景を越えた進学率の向上を目指すという理念と、Fair Accessと呼ばれる公正な選抜制度の導入を目指すという理念とが並列されている。改革の結果、高等教育全体の進学率は上昇しているものの、民族間や地域間に存在していた格差是正は十分に進んでいない現状も確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本国内で当然視されている大学教育観や入試観、および高大接続制度改革を省察するにあたり、同時期に進められた英国の入学者選抜制度改革やその社会的背景を比較対象として検討することには社会的意義がある。本研究は英国の試験制度改革やその導入の背景を整理し、その特異性を確認することを通じて、高大接続改革では社会的公正と高等教育への機会拡大の両立が問われていることを多様な観点から確認した点に学術的意義がある。
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