研究課題/領域番号 |
16K04650
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
篠塚 明彦 弘前大学, 教育学部, 教授 (50710852)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 日本史・世界史融合 / 世界史教育 / 地域素材 / 歴史総合 / 歴史教育 / 地域史 |
研究成果の概要 |
高校生の生活現実との乖離という世界史が持つ課題についての原因分析を行い、それを踏まえて、新たに設置される「歴史総合」の内容について検討作業を進めつつ、具体的に青森県及び東北地方の地域素材を活用した日本史・世界史融合の歴史教育内容の開発を進めた。特に国境概念の発達していない前近代においては、日本史、東洋史、西洋史という歴史学の枠組を相対化すること及び、北東北を政権所在地との関係性から切り離して捉えることにより、地域と世界との結びつきの視点が得られることを見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高校に新設される「歴史総合」は、日本史、世界史という従来の歴史教育の枠組とは全く異なるものであり、日本と世界の歴史的な動きを統一的に捉える必要があるが、本研究により、その統一的な捉え方についての知見を示すことができた。また、地域という視点を組み込むことにより、高校生が政権所在地を中心として捉える歴史観を克服しうる上に、歴史教育を通して「中央-地方」という従属的関係性を相対化し、日本の歴史を構成してきた主体として地域を捉える視点の育成にもつながるという点に意義を見出せる。
|