研究課題/領域番号 |
16K04655
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
川村 教一 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (80572768)
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研究協力者 |
石田 啓祐
辻本 彰
山下 清次
菊地 智則
島田 勝美
中町 晶一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 中等教育 / 海洋掘削 / ボーリングコア / 微化石 / 太平洋 / ボーリング / 理科 / 地学 / 海洋地質 / 理科教育 / 地学教育 / 教育学 / 科学教育 |
研究成果の概要 |
中学生1年生を対象に,海底地形・地質と地殻の変動についてどのような認識を持っているのか調査を実施したところ,生徒は陸域や沿岸域における地学事物・現象を海底地形や海洋地質に適用していた. 太平洋で採取された遠洋性堆積物と四国山地から得られた微化石を含む岩石試料を教材として採用したところ、中学生向けに特徴的な形態的を持つ微化石を教材とすることは可能であると考えられること、微化石についての推論:思考力等の育成に関して、山地から遠洋性堆積物中の放散虫が見つかることについての推論が中学1年生でも可能であること、深海底の地形の認識:北西太平洋の海底地形の概略について認識を深めさせることが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果から、小学校理科の学習成果を元に、中学生でも海洋地質学の基本を学ばせることができる示唆が得られたことから、本学習内容が生徒の地球観を海洋にも広げることができる意義は大きい.また、微化石教材については放散虫化石が比較的容易に観察できることが明らかになり、これまで以上に教材としての放散虫の価値が高いことが明らかになった.改訂された学習指導要領における資質・能力の視点から見ると、本教育実践では微化石の観察結果を元に地殻の変動について推論させることができたことから、思考力育成の教材としての可能性が高いといえる.このことはこれからの理科教育にとって望ましいことである
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