研究課題/領域番号 |
16K04656
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
江間 史明 山形大学, 大学院教育実践研究科, 教授 (20232978)
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研究協力者 |
関東 朋之 山形大学, 附属中学校
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 教育学 / 社会科教育 / コンピテンシ― / 議論 / ワークショップ型授業 / 単元開発 / コンピテンシー / ワークショップ / コンピテンシー・ベイス |
研究成果の概要 |
本研究は、社会科の問題解決の文脈で学習者が運用する4つの対話スキルを「議論コンピテンシー」と名付けた。説得、探究、交渉、熟考の4つの対話スキルである。本研究の目的は、この議論コンピテンシーを育成する単元を小学校と中学校で開発し、資質・能力ベイスの新たな社会科カリキュラムのあり方を提示することである。 本研究で明らかになった点は2つある。第一は、社会科に本質的な概念(民主主義、環境への負荷等)を中核に、単元の対話の文脈を設定することである。第二に、そうした概念や対話スキルを学習者が異なる内容領域で繰り返し用いる機会を用意することで、資質・能力ベイスの社会科カリキュラムが可能になることである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、小学校や中学校の社会科の学習指導では、討論や話し合い活動が重視されてきた。しかし、それは、内容を教えるためのひとつの授業方法にとどまっていた。一見、活発な学習活動に見えるが、そこでは、討論のスタイルが区別されることはなく、そこで学習者が身に付けるべき「有能さ」(コンピテンシー)も明確ではなかった。 本研究は、「議論コンピテンシー」の考え方を導入し、討論や話し合い活動で学習者が身に付けるべき「有能さ」を明確にして、資質・能力ベイスの社会科カリキュラムの展望を開く意義をもつものである。
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