研究課題/領域番号 |
16K04658
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
石島 恵美子 茨城大学, 教育学部, 准教授 (10736325)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | 社会参画 / 家庭科 / 高校生 / 教師教育 / 郷土料理 / 消費者市民教育 / 講演 / 地域連携 / 高校 / シティズンシップ / 調理実習 / 消費者市民 / 小学校 / マーケティング |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,高校家庭科の今日的役割を生徒の市民性育成と定め,そのための授業を計画・実践できる教員を養成するために有効な家庭科教師教育プログラムを理論的・実証的に明らかにすることであった。最終的な研究成果は次の三点である。第一に, 高校生の社会参画意識向上に, 身近な物を対象にした身近な社会参画実践者の活動を紹介する手法が有効であるということである。第二に, 家庭科教員の多くは社会参画教育の授業設計を困難に感じているということである。第三に,その支援として開発した家庭科の各単元における社会参画教育の学習内容を精選するマトリックスが教員の社会参画意識向上にも有効であったということである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果と意義は,実践的で汎用性のある「家庭科教育における高校生の社会参画意識を育む教師教育プログラム」を用いて現職教員教育や教員養成教育を実施することで,家庭科教育の充実・発展へとつながることが挙げられる。依然として,家庭科教育では,家庭生活内の知識・技術の習得をするという教育観が根強い。しかし生徒が生涯をとおして生活に根ざし,生きる実感をもって,主体的に社会に関わって生きていく資質を身につけるためには,そのような家庭科教育観だけでは不十分である。家庭科を再生し,持続可能な社会の実現のために有益な教育であるということを多くの家庭科教員に認識してもらうためにも,本研究は重要である。
|