研究課題/領域番号 |
16K04660
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
直江 俊雄 筑波大学, 芸術系, 教授 (10272212)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 美術 / 教育 / 英国 / 中等教育 / カリキュラム / イングリッシュ・バカロレア / 教育学 |
研究成果の概要 |
2010年に英国政府が導入を決めた学校教育の新しい評価制度であるイングリッシュ・バカロレアは、中等教育修了一般資格における英語、数学、歴史または地理、理科、外国語の5教科の成績を重視するもので、評価の対象外となる芸術教科にとっての影響が懸念される。このような状況に対し、学校における美術教育者は現実の指導の中でどのように応じているのかを、美術カリキュラム編成の集団的動向を中心に明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)国の学力振興政策における芸術教科の位置づけについて、英国の事例をもとに制度と実態に即した分析を行った。これにより今後の日本における芸術教育の社会的意義に関する議論に貢献することができる。 (2)美術カリキュラム編成の集団的動向分析による一時代・地域の教育実態の解明手法について年代比較、地域比較ならびに国際連携の可能性と意義を示すことができた。 (3)英国美術教育による世界的影響の一つである『芸術による教育』の現代における再評価について、現代に通じる芸術観と対話の可能性から一つの見解を示すことができた。
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