研究課題/領域番号 |
16K04673
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
時得 紀子 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (30242465)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 音楽科授業 / 創作 / 能動的学習 / 身体表現 / 能動的な学習 / 音楽づくり / 授業プログラム / 能動的音楽学習 / アクティブ・ラーニング / 創作表現 / アクティブラーニング / 教育学 / 音楽科教育 |
研究成果の概要 |
小学校 音楽づくり、中学校 創作、教員養成課程 創作の領域に焦点をあて、日米豪3か国の比較を軸として、研究後半ではスイスにも事例を求め、能動的学習(アクティブラーニング)による音楽科授業事例を収集した。これらを独自に開発したカリキュラム評価の観点別に分類後、優れたモデルを抽出し、質的分析を加えた。その結果主に身体の諸感覚を生かした活動、領域を横断した活動、表現を他者に発表する活動場面において、身体性、参加度に関わる評価観点に高い数値が見られた。映像分析からも、能動的学習に有効であることが示唆された。これらを生かした授業プログラムの開発と評価に取り組み、研究成果を国内外の学会に論文等で発信した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際的な比較に基づく能動的学習を視座とした音楽科授業プログラムの開発は過去に例が無く、新規性に富む。本研究では諸外国の授業比較を通じ、主として次の事がらが明らかとなった。1)欧州、豪州、米国に見られるオルフ、ダルクローズなどの音楽教育メソードを基盤とした身体表現活動や、領域横断した総合表現(詩、舞踊、美術などと関わらせた)活動は、能動的な音楽学習に資する。2)音楽は他領域とつながる連関性をもち、横断的活動を通じて幅広い力を培うことが認められた。この結果からコンピテンシ―育成にも有効である。 これら成果の一環が欧州、アジア及び国内での複数の国際学会の査読付き論文に採択されるなど学術的な評価を得た。
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