研究課題/領域番号 |
16K04678
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
栗田 真司 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (00195554)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 9歳の節 / 描画表現意欲 / プロトコル分析 / 感性アナライザ / 図画工作科 / 描画心理 / 9歳の節 / 10歳の節 / 思考口述法 / 9、10歳の節 / 9、10歳の節 / 萩原浅五郎 / 9,10歳の節 / 描画 / 美術教育 |
研究成果の概要 |
描画表現意欲が低下する要因に関して、個別面接と描画テストによってモデル化した。描画表現に関して意欲が低下している子どもは、見ないで描くことよりも見て描くことが苦手である。描画表現に関して意欲が低下している子どもは、人物、特に顔を描くことが苦手である。描画表現に関して意欲が低下している子どもは、見ないで描いた自画像と見て描いた自画像が類似する傾向がある。描画表現に関して意欲が低下している子どもは、自分が書く字を「きれい」だと思っていない傾向がある。描画表現に関して意欲が低下している子どもは、図画工作科自体にも意欲をなくしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の学校教育は、常に美術教育の中柱として描画を位置付けてきた。描くことがすなわち美術教育でもあった。小学校図画工作科にA表現(1)として造形遊びが登場してから、造形遊びの位置付けは増し、絵に表す内容は減少しているが、描画は、現在でも小学校図画工作科及び中学校美術科の「表現」領域の内容に関わる基幹的内容である。したがって子どもたちが描かなくなることは、図画工作科と美術科の存在意義や系統性という点からも重要な課題と考えられるが、現在までの状況の調査ならびに対応する指導方法の研究は不十分である。本研究は、これらの諸説の検証や根拠となる資料として貢献できると考えている。
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