研究課題/領域番号 |
16K04685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
羽田 潤 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (90509788)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | メディア・リテラシー / マルチモーダル・リテラシー / 広告 / 写真 / アニメ / 映画 / 国語科教育 / 短編アニメーション / ICT / 動画編集 / ドラマ制作 / 国語科 / 非営利広告 / アクティブラーニング / 単元マネジメント / メディア / マルチモーダル・テクスト / イギリス / ICT教育 |
研究成果の概要 |
日本における国語科授業をアクティブ・ラーニング化するためにはメディア・リテラシー的視点を取り入れることが有効であることをあきらかにした。特に、イギリスのメディア学習は、マスメディアへの批判的な姿勢を育成するメディア・リテラシー教育だけではなく、映画研究の文脈から生じた作品分析を軸としたメディア学習が行われており、我が国の学習に取り入れることが可能な手法が多く見られる。イギリスのメディア教科書、メディア実践の分析から、我が国で行える国語科メディア学習を開発し、写真を使った物語創作、短編アニメーションを使った予告編制作といったマルチモーダル・リテラシーを活用した国語科授業の有効性をあきらかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国語科授業が「教える」授業ではなく、「考える」授業へと発想転換するためには、国語科教材そのものへの発想転換が必要だと考える。時に、社会との繋がるを意識させる教材を取り入れることが重要であり、そのためには、マルチモーダル・リテラシー的視点を採用することが有効な手段であることをあきらかにした点で意義ある研究である。 研究期間とは直接関係がないが、新型コロナウィルス感染症対策に関わり、多くの学校でオンライン授業が展開され、発信者側、受信者側において大きな混乱が生じた。こうした環境・状況の変化に柔軟に対応するための力がマルチモーダル・リテラシーであると考える。
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