研究課題/領域番号 |
16K04690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
虫明 眞砂子 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (90206847)
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研究協力者 |
財満 健史 株式会社熊谷組, 技術本部技術研究所環境工学研究室
大脇 雅直 株式会社熊谷組, 技術本部
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 発声 / 合唱歌唱 / ソロ歌唱 / 可視化装置 / 音カメラ / アマチュア合唱団 / プロ合唱団 / 声区転換 / プロ / アマチュア / 合唱 / ソロ / 歌唱教育 / 可視化 |
研究成果の概要 |
アマチュア合唱団員とプロ合唱団員は,合唱歌唱の発声をそれぞれどのように捉えているのか。まず、アマチュアとプロ合唱団員に対して質問紙調査を行った。その結果、両合唱団員は,ソロ歌唱と合唱歌唱それぞれの特質を認識し,両歌唱に適した発声技術で歌唱しようとしていることが明らかになった。次に、プロ歌手4名に発声を依頼し,合唱歌唱とソロ歌唱で,発声をどのように変化させているのか,歌い方の違いでどのような音響学的な差異が出るのかを,聞き取り調査と音の可視化装置によって,より客観的に捉えることを試みた。その結果、和音発声,旋律発声のいずれでも,4名の合唱歌唱では,音の到来方向が中央に収束する傾向が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アマチュアとプロの合唱団員に対するアンケート調査等で得られた結果によって、合唱指導とソロ歌唱の特徴が明確になった。両歌唱の特徴を認識し、発声の技術面で工夫を加えることで,個々の歌い手の音楽表現が広がり,ソロと合唱の両立が成立し得ること、さらに,指導者が,合唱教育においても発声が理解しやすくなり,合唱に対する意識の明確化や歌唱力向上にもつながることが期待される。さらに、可視化装置(音カメラ)によって、合唱歌唱の特徴が音響学的に捉えられたことで、これまで録音等で発声の状態を判断する現状から、将来的に、視覚的に発声の状態を見て判断することができる可能性が示されたといえる。
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