研究課題/領域番号 |
16K04696
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
山本 茂喜 香川大学, 教育学部, 教授 (00182626)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 創作文指導 / ストーリーマップ / ビジュアル・ツール / 物語論 / パフォーマンス評価 / ルーブリック評価 / ナラティブ・アプローチ / 思考ツール / 創作文 / 自己評価 / ナラティブ / 物語作り |
研究成果の概要 |
本研究では、独自に開発したストーリーマップを活用した単元案を附属小学校・附属中学校等の教諭とともに共同で構想し、物語の創作を中心とした研究授業を重ね、その学習者反応および表現物、評価シートの分析を基に創作文指導の学習・評価パッケージを開発した。 また、学習者が自らの「学び」を「物語り化」して振り返る評価シートを、ストーリーマップとキャラクターマップを改変する形で開発し、附属中学校や公立小学校で実践し、分析検討した。この観点は創作文指導の評価法の研究の発展であり、ナラティブな評価法をより簡易に使用可能なものとして具現化したものであって、新指導要領後の新しい評価法の中心を担うことが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストーリーマップ等のビジュアル・ツールを用いた国語科実践は十全には行われておらず、創作的な表現活動と評価への系統的・包括的な活用となると、未開拓の分野と言ってよい。 新指導要領の告示に伴い新たな指導法の開発が求められている現在、本研究が持つ意義は大きい。「創作的な表現活動」は「思考力・判断力・表現力」が、既有知識の再構成による課題解決として最も発揮される場面であり、ビジュアル・ツールはそれらを格段に賦活することが期待される。特に実証的な検証を踏まえ、パフォーマンス評価とルーブリック評価、さらにナラティブアプローチによる評価法を組み込んだ指導法を開発したことは国語科の改善に貢献する所が大きい。
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