研究課題/領域番号 |
16K04708
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
北澤 俊之 東洋大学, 文学部, 教授 (70553741)
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研究分担者 |
三澤 一実 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (10348196)
榎本 淳子 東洋大学, 文学部, 教授 (50408952)
井口 眞美 実践女子大学, 生活科学部, 准教授 (60550796)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | とらえ直し / ユーモア / 造形教育プログラム / 造形的な見方・考え方 / 教育プログラム / 世界のとらえ直し / 造形的な視点 / 面白がるまなざし / 新鮮な視点 / 関係の編み直し / 造形的なものの見方 |
研究成果の概要 |
本研究は、小・中学校の子どもたちを対象に、日常を新鮮な視点でとらえ直そうとするまなざしやその姿勢を育むための造形教育プログラムを、学校教育の立場から構想したものである。テーマに掲げた「とらえ直す」とは、身近な事物をいつもとは違った視点から改めて見たり味わったりすることをさす。 ここではひとの「認知プロセス」および「ユーモアの理解・表出プロセス」の双方よりプログラムの理論を設計し、子どもたちを対象とした実践・検証を行った。その結果、いくつかのプログラムをとおして子どもたちの「見方や考え方」を望ましい方向に広げ、変化させ得るという結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今の急激に情報化が進む社会のなかでは、あふれる視覚情報を批判的に受けとめる感性や知識を子どものうちに育むことは急務といえるが、米国やヨーロッパに比してわが国ではこのことへの対応が未だ不十分である。その意味では、今後わが国の造形教育においてもビジュアルリテラシーに関わる教育が求められることは想像に難くない。 身近な事物の背景にある造形要素のはたらきをとらえたり、それを起点に想像を広げ、自分らしい意味を立ち上げることを楽しんだりしようとする本プログラムは、そのような意味で、これからの造形教育の一つのモデルを示すものと考える。
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