研究課題/領域番号 |
16K04725
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
多賀 優 龍谷大学, 農学部, 教授 (00755671)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ミスコンセプション / レンズ / 中学 / 授業法 / 蛍光発光 / 誤概念 / 理科 / 光路 / 科学的概念 / コンセプトマップ / 授業 / 小学校 / 視覚教材 / 年代比較 / 中学校 / 中学生 / 高校生 / 大学生 / 素朴概念調査法 / 蛍光 / レーザー / ウランガラス / 科学概念 / 概念地図法 / 教材 |
研究成果の概要 |
中学校1年生の理科の授業ではレンズの性質について学習する。小学生から大人までの凸レンズを通る光路について調査をすると、凸レンズの中心線で光が屈折するというミスコンセプションを保持していた。また、このミスコンセプションの年代別変化を検証した結果、学習後に大学生、大人へと時間がたつと減少する。一方,「入射時と出射時の2回屈折する」という正しい科学的概念を持つ割合は,時間の経過と共に正しい科学的概念が増加していたことを示唆していた。また、このミスコンセプションは中学校1年生での凸レンズの作図法によるものと考えられ、教科書の記述や凸レンズの教授法により防ぐことができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中学校1年生の理科での学習により、凸レンズを通る光路についてのミスコンセプションが明らかになったが、学術的意義としては、学校の授業で獲得されるミスコンセプションは素朴概念とは異なり、中学校での授業の獲得後は自ずと減少し、逆に正しい科学的概念が増加するという特有の性質があることが明らかになった。 また、社会的意義としては、中学校1年生のレンズに関する理科教科書の記述や、さらに理科の教授法への提言によりミスコンセプションを無くすことができる。
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