研究課題/領域番号 |
16K04727
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
西尾 正寛 畿央大学, 教育学部, 教授 (50441449)
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研究分担者 |
西端 律子 畿央大学, 教育学部, 教授 (20249816)
廣瀬 聡弥 奈良教育大学, 学校教育講座, 准教授 (40419461)
山田 芳明 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (80363175)
鴨谷 真知子 畿央大学, 教育学部, 研究員 (90369710)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 図画工作科 / 相互交流 / 資質・能力 / 発想や構想 / タブレット / 教職 / 学生 / 認める / 児童の資質・能力 / 教職の資質・能力 / ネットワーク / 表現と鑑賞の能力 / 学習支援 / タブレット端末 / 共感と賞賛 / 学生の能力育成 / 表現や鑑賞の能力 / 各教科の教育 / 情報教育 |
研究成果の概要 |
図画工作科の学習でネットワークを介した相互交流システムを実現した。運用の結果では学生の共感的な関わりにより児童の言語活動が盛んになり,児童が自らの学びを自覚するという成果を得ることができ,相互交流が児童の資質・能力の育成に貢献したと判断した。 交流内容を資質・能力の視点でコーディングした分析では児童が交流で使った言葉の多くが発想や構想する資質・能力に関わっていた。この結果により,図画工作科の表現の学習における発想や構想の指導の重要性が明らかになり,大学の教職課程では,児童が発想や構想できるようにする指導力の育成に重点を置くべきとの示唆を得ることとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題の実践の場で,タブレットで交流活動を行う児童は自分の考えを言語化することに主体的であり,自分が発想や構想すること,技能を働かせて表現すること等に自覚的であった。この時に児童が働かせたのは自分の表現活動をメタ認知する思考力,判断力,表現力等であったと考えられる。 小学校における通信環境や情報機器が一層充実する今後,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善のための方策としてのコミュニケーションツールの可能性を示したと考えている。 また,小学校教員養成における学生の図画工作科指導力を発想や構想する資質・能力育成に重点化する必要性を得たことは大学の授業改善に生かされるべき成果である。
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