研究課題/領域番号 |
16K04739
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
林 耕史 群馬大学, 教育学部, 教授 (50556743)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 木製積木 / 木製玩具 / 積木 / 造形教育 / 彫刻 / 木材 |
研究成果の概要 |
木製積木の現況調査として,国内とイタリアを実地視察。おもちゃ作家の意匠による多彩な形態をもつものがみられ,固有の遊び方が前面に出る傾向が認められた。イタリアの幼稚園視察では,言語教育や生活習慣を身につけるための指導に使われるものが目立ち,造形用素材としての積木の使用は少ない傾向だった。 造形教育用素材は,自身の研究(基盤研究(C)課題番号24531183)で得た知見を生かして試作。スギ材を主材料としサイズを様々に設定。群馬大学教育学部附属幼稚園にて幼児に提供し,遊びの様子を観察。年齢に応じた操作・造形活動の違いが滑らかに現れ,異年齢交流も自然に生まれるなど,造形用素材としての実効性が伺えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼児教育のみならず生涯にわたる教育において積木を使用する場面は多く考えられる。そこで使用する積木は,おもちゃ作家の意匠が前面にでた多彩なものや,対照的に単純な形態のものである。どちらにもそれぞれの「よさ」が認められるが,「積木を遊ぶ」か「積木で遊ぶ」か,その違いを意識した上で積木を提供し遊ぶ機会を構成することの必要性が考察できた。幼児教育,特別支援教育,高齢者支援などの場で,どう積木を使用するか,その指針となると思われる。
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