研究課題/領域番号 |
16K04746
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
加藤 泰弘 東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (00292996)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 日中韓の書教育 / 教員養成 / 書写教育 / 書道教育 / 書法教育 / 書芸教育 / 比較研究 / 書教育の教科書 / 大学教育 / 教科書教材 / 教科教育学 / 書教育 / 漢字文化圏 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本・中国・韓国の初等中等教育における書教育に関する関係法令や教育課程の比較研究を行い、三国の書教育の現状と課題を把握していく。また、教科書や学校現場での指導法等も比較研究を行い、三国の書教育の共通性や独自性を整理した。さらに、大学におけるカリキュラム等の比較分析を通して、相互に参考とすべき点を明確化した。 研究の推進に当たっては、中国及び韓国での実地踏査を行うとともに、日本での国際学術シンポジウムや国際会議を企画・開催し、海外の研究協力者と連携を図りながら行った。これらを通して、三国の相互理解を図るとともに、今後の書教育や大学の教員養成の方向性を遠望した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日中韓の書教育の総合的な比較研究を通して、共通点や相違点が明らかになり、日本の書教育の特質が明確になった。中国や韓国では、文化教育や芸術教育としての色彩が強く、大学教育においても書の専門課程が芸術系大学に設置されている。一方、日本では教員養成系や文学部が中心であり、この点は書教育の今後を考える上で重要な視点である。 本研究のように三国の書教育を多角的に捉え、中国や韓国の最先端の研究者の協力を得て、現状や課題を明確にし、本格的な比較研究を行った事例は管見では見当たらない。三国は漢字文化圏という文化的基盤をもち、共通性と独自性を明確にしていくことは、今後の書教育を遠望していく上で意義がある。
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