研究課題/領域番号 |
16K04752
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
郡司 賀透 静岡大学, 教育学部, 准教授 (30412951)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 理科カリキュラム論 / 理科教材史 / 教科書研究 / 先端テクノロジー / STEM教育 / 理科カリキュラム構成 |
研究成果の概要 |
現在進行中の世界的な科学教育改革に、STEM教育(科学、技術、工学、数学に関する教育)の重視がある。研究期間全体を通して、どのような先端テクノロジーの学習内容をどのように教えるのが効果的なのか、解明した。本研究課題で、歴史的かつ国際比較的にその独自性・卓越性を抽出し、理科カリキュラム開発研究に寄与することができた。また、日本の児童・生徒にも必要不可欠な資質・能力を育成することが求められており、現在の学校教育ではPBL(課題解決型学習)の確立が急務である。先端テクノロジーに関する学習内容は、社会のニーズ・課題と直結していることから、児童・生徒の活用型学力のさらなる向上に貢献できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の日本には、日本型教育の海外展開を図る動きがある。たとえば、日本型理数教育の場合、学習指導要領、教科書、副教材、実験器具のセットが提案されている。海外の国々は、日本の工業化の成功の鍵について関心が高い。欧米の先進国の取り組みをみると、地域の実情の反映の仕方が分からずうまくいっていない。 一方、西欧から自然科学を輸入して先進国になった日本の理科教育は科学概念の理解を重視しつつも、日本の実態に即した先端テクノロジーを選んで、いわば日本化してきた。その国家の実態に応じた文脈化の方法こそが重要なポイントであり、日本型モデルの強みである。本研究は、その最重要の知見を提供することができた。
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