研究課題/領域番号 |
16K04765
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 専修大学 (2017-2018) 岡山大学 (2016) |
研究代表者 |
蔦尾 和宏 専修大学, 文学部, 教授 (50510765)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 国語教育 / 徒然草 / 宇治拾遺物語 / 枕草子 / 教材研究 / 霊験譚 / 説話 / 教科書教材 / 国語教育学 / 日本古典文学 |
研究成果の概要 |
「笑い」という観点から、新たな古文の授業の構築に資するべく、著名な教材(主として取り上げたの『徒然草』および『宇治拾遺物語』)の再解釈を試みた。結果、現行の教材においても、章段構成への着目、散文における掛詞的な言語遊戯(一つの言葉に二重性の意味)、著名な故事のパロディなどの視点に立脚することで、多くの教材研究が蓄積された現行教材においても、様々に「笑い」を誘う新たな解釈を行い得ることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
『徒然草』における仁和寺僧関連章段を中心に、当該章段が様々な手法によって、実験的に構成されていることを明らかにしつつ、その成果を前提に、「笑い」という視点から新たな章段解釈を提示した。また、古代・中世は迷信の時代と児童・学生は捉えがちであるが、『宇治拾遺物語』から、神仏の指示やご利益に、人間の合理性から疑問を示す説話を分析したが、これは自ら考える力を育成する教材の基礎的研究である。
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