研究課題/領域番号 |
16K04766
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
鈴木 由美子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (40206545)
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研究分担者 |
宮里 智恵 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (70646116)
山崎 茜 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 講師 (00792277)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 道徳教育 / 生命尊重の価値 / いのち観の発達モデル / 道徳学習プログラム / 道徳教育プログラム / 道徳授業 / 教科等ならびに体験活動 / 生命尊重の価値観 / いのち観の学習モデル / 道徳科学習指導案 / 教育学 / カリキュラム開発 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,「生命尊重」の価値に基づいて行動する力を育成する道徳教育プログラムを開発することにより,自他の命を大切にする子どもを育成し,現代社会における喫緊の課題であるいじめの防止に貢献することであった。まず理論的基盤としてすり鉢式道徳教育論を構築し,そこからいのち観の発達モデルを開発した。さらに,「生命尊重」の価値観が,「命を大切にすること」だけでなく,「気づくフェーズ」「広げるフェーズ」「受け入れるフェーズ」「つなぐフェーズ」の4つの側面から構成されていることを明らかにし,それぞれのフェーズに即した「道徳授業実践ハンドブック―いのちを大切にする道徳学習プログラム―」を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は次の点である。第1に生命尊重の価値観を育成する道徳教育プログラムの理論的基盤として,すり鉢式道徳教育論を構築したこと,第2にいのち観の発達モデルを策定したこと,第3にいのち観に4つのフェーズがあることを明らかにしたことである。これらから,生命尊重の価値観を育成するためには,いのちに気づくこと,自分の思いを他者,自然,社会へと広げること,自分とは違う考えや生き方を受け入れること,自分の生き方を考えることを,それぞれ行う必要があることを明らかにし,さらに第4として,4つのフェーズに即した道徳学習プログラム集を開発し,いじめの課題解決のために実効性ある教材開発を行ったことである。
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