研究課題/領域番号 |
16K04767
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
伊藤 真 広島大学, 教育学研究科, 准教授 (70455046)
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研究協力者 |
宮崎 登
ヤスパー クリスティアーネ
ハイディングスフェルダー クリスティーネ
アルヴァート トアステン
クラヴェール ヒロコ
クラヴェール フェリックス
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 自律性 / 音楽科授業 / 授業づくり / プロジェクト / 継続教育 / 教師教育 / ドイツ / 創造性 / 研修 / 音楽科教師 / 力量形成 / 教師の専門性 / 教師の自律性 / 精神的成長 / シュタイナー学校 / 音楽的発達 / 器楽学習 / 音楽科教育 / 実践力 / 教育プロジェクト / ハンブルク州 / 教育学 / 教員養成 / 音楽教育学 |
研究成果の概要 |
ドイツの音楽科教師が自律性を形成・発展させるプロセスと要因について、授業と研修の参与観察、教師と関係者のインタビューをとおして明らかにした。自律性形成はプロジェクト参画などの協働的・創造的な授業づくりや制度化された自由選択の継続教育をとおして行われること、その要因には、①自律性を主とした学習態度の形成、②目的や要求に応じた研修と職場環境の整備、③自律性が求められる創造的な授業観の形成、があると結論付けられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として、ドイツの長期にわたる教員養成を基礎とした、現職の音楽科教師の力量形成の実態について、日々の授業実践の様子とそれを支える継続教育の実際の様子から実証的に明らかにしたことが挙げられる。授業の質的向上には良質の教師教育、特に実践的・実用的で持続可能な継続教育が不可欠であること、それが児童生徒の学力向上と将来的な豊かな音楽生活への参加を可能にすること、音楽科教師の自由な発想と創造的な授業づくりが教員養成に求められることを指摘できたのは、社会的意義として認められる。
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