研究課題/領域番号 |
16K04770
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
樫葉 みつ子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (20582232)
|
研究分担者 |
柳瀬 陽介 京都大学, 国際高等教育院, 教授 (70239820)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 当事者研究 / コミュニケーション / 教員研修 / 教師の同僚性 / 教師教育 / 実践の認識論 / 物語 |
研究成果の概要 |
困難な状況にいる人間が当事者として問題状況の客観視を図り、問題解決への端緒を見出そうとする「当事者研究」を、英語教員志望学生が実践できるように支援した。この実践は、英語科教員を目指す研究協力者にとって「コミュニケーションの学び直し」という成長をもたらした。 関係性文化理論の観点からは、当事者研究は特定の関係性を文化として定着させた上でのコミュニケーションであり、弱さを力に変えることができることが明らかになった。このような結果から考案された当事者研究的な校内授業研究会を導入することで、校内のコミュニケーションが促進され、学校全体の教師の力量形成や同僚性に寄与すると考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々な教育課題に取り組む当事者である英語科教員が、周りの人々とともに当該状況に向き合う人間としての権力を取り戻す当事者研究は、実践者による実践研究のあり方として、今後の学術研究のあり方に示唆を与えるものである。 また、当事者研究での問題対処の仕方やコミュニケーションを学ぶことは、教員にとって入職時の適応や、その後の問題改善に役立つという社会的意義がある。
|