研究課題/領域番号 |
16K04775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
今 由佳里 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (40440838)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 鑑賞 / 小学校 / 幼稚園 / スイス / リトミック / Concert Scholaire / 音楽鑑賞教室 / となりのオーケストラ / 公共ホール / 鑑賞教室 / 音楽科におけるICTの活用 / 鑑賞教材 / 学校コンサート / 音楽授業 / 音楽科教育 / 能動的な鑑賞学習 / スイス・ジュネーヴ州 |
研究成果の概要 |
ジュネーヴは、リトミックの創始者ジャック・ダルクローズが教鞭を執った地であるため、公教育においてもリトミック教育が重視されている。鑑賞の授業においても、自らの身体を用いて音楽を感じ、楽曲を理解する学習活動が積極的にとられ、それらが子どもたちを創造性豊かで能動的な鑑賞活動へと導いていることが認められた。スイスにおけるこの取組みは、鑑賞の授業に課題を抱えている日本の音楽教師に大きな示唆をもたらすものと結論付けられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の意義として、日本の学校音楽教育が長年抱えてきた受け身的な鑑賞授業解決のための示唆をジュネーヴの取組みから得ることができたことが挙げられる。日本の鑑賞授業では、教師による作品解説から始まり、楽曲を鑑賞、最後に感想を書く、という一連のパターン化された流れの授業が往々にして行われてきた。そのため、子どもたちが何を学べたのか自信を持てないという音楽教師の声を研究代表者は度々耳にしてきた。一方、ジュネーヴでは、鑑賞授業にリトミックを取り入れることによって、自らの身体で音楽を感じとり、子どもたちの楽曲に対するイメージを拡大し、能動的な姿勢で学習が進められていることがわかった。
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