研究課題/領域番号 |
16K04782
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
林 幸克 明治大学, 文学部, 専任教授 (90440651)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 生徒指導 / 特別活動 / ボランティア活動 / 高等学校 / 警察 |
研究成果の概要 |
高等学校と警察が連携してボランティア活動を行うことによって,高校生は自己肯定感や規範意識,社会参画意識が向上していることが明らかになった。高等学校と警察が連携した活動を展開することは望ましいことであるが,両者の関係性が“連携”から“依存”になると問題であることが示された。警察の有するノウハウ等を基盤に,高校生ならではの独自性を交えた内容に再構成することで,高校生の自主性・主体性を尊重しながら,より効果的な活動になると推察される。また,青森県,愛媛県西条市,熊本県玉名市の実践事例から,非都市部であるという地域性が活動を円滑かつ充実したものとする背景にあることがうかがえた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高校生が,高等学校と警察が連携したボランティア活動に取り組むことで,自己肯定感や規範意識,社会参画意識の形成にどのような影響を受けているのか,ボランティア活動がもたらす効果について,質問紙調査・インタビュー調査・参与観察から多面的に明らかにする点に特色がある。学校と警察の連携に着目した研究成果の蓄積は少なく,多くは事例紹介にとどまっており,その効果の検証はなされていない。また,高等学校と警察が連携したボランティア活動の効果に焦点を当てた研究に関しては管見の限りない。こうした研究動向を鑑みると,研究成果の蓄積が不十分な分野を拓いていくという意味で,重要な位置づけにある。
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