研究課題/領域番号 |
16K04799
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 鶴岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
佐藤 司 鶴岡工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (30300528)
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研究分担者 |
宍戸 道明 鶴岡工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (30509675)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | エンジニアリングデザイン / 再資源化 / 漂着ごみ / エンジニアリングデザイン教育 / 廃棄物再資源化 / 再生プラスチック / 流木炭 / 海岸漂着ごみ |
研究成果の概要 |
高等専門学校の教育課程に「持続可能な開発のための教育」を導入するために漂着ごみの再資源化をテーマとしたエンジニアリングデザイン教育プログラムを開発,実践した.地域連携,学科混成グループワーク,合宿活動の3つを基軸とし漂着ごみ現状把握と再資源化について実現可能な解に到達するためのフィールドワークおよびグループワーク手法を構築した.漁網から製造した成形体の引っ張り強度は汎用性樹脂と同程度の力学的性質を示した.流木については簡易炭焼き窯を用いて流木炭焼きを行いその活用についてグループ討議した.このような経験を通じ学生に課題の解決に向けた知識の活用の重要さを与える機会となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学士課程教育に対してアクティブ・ラーニングの積極的導入,すなわち修得知識の実質的活用・応用力が求めている.エンジニアリングデザイン(ED)教育はアクティブラーニング型技術者教育の根幹と言われているが,その効果的な実施法については多く試みられている.我々の取り組みは,社会問題となっている漂着ごみの再資源化をテーマとして有効な教育プログラムを確立したものである.工学的知識を統合して地域や自治体と協力しながら解決するものでアクティブラーニングが目指す「持続可能な開発のための教育」による技術者育成に資するものと考える.学修達成度の評価より知識の統合による課題解決,多様な考え方の発達を検証している.
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