研究課題/領域番号 |
16K04813
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小島 道生 筑波大学, 人間系, 准教授 (50362827)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 発達障害 / 青年期 / 自尊感情 / well-being / 源泉 / 心理学 |
研究成果の概要 |
青年期自閉スペクトラム症者の自尊感情とwell-beingについては,同年代と比較して違いはないことや自尊感情とwell-beingは関係していることが示唆された。したがって,自尊感情を高めることがwell-beingの向上にもつながる可能性が示唆される。また,青年期自閉スペクトラム症者の自尊感情とwell-beingの源泉については,他者と比べての失敗あるいは成功経験が影響していること,孤独感がwell-beingに影響する重要な要因であり,学校などにおいて孤独感を抱かないように支援していくことの重要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
青年期発達障害者の自尊感情とwell-beingという内面世界の研究により,基礎的な研究知見が明らかにされ,当事者が幸福感を抱きながら生きていくための支援の在り方について,知見を得ることができた。孤独感を抱かないように,仲間関係を支援していくことや趣味をもち,身近なことで幸せを実感できるようなかかわりや伝え方を行っていくことの重要性が示唆された。また,支援プログラムを試行したが,自尊感情は短期間での変容は難しかったが,自己理解が深まり,当事者自身が有益であったと実感できた内容が明らかとなった。
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