研究課題/領域番号 |
16K04827
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
菊池 紀彦 三重大学, 教育学部, 教授 (20442676)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 特別支援教育 / 超重症児 / キャリア教育 / 教育実践 / 全国調査 / 学校教育修了後 / 教育支援の課題 / 調査 / 教育的支援 / バイタルサイン / フィードバック / 生体反応のフィードバック |
研究成果の概要 |
医療的ケアを濃厚に必要とする障害の重い子どもたち(超重症児)に対し、教育のあり方について検討を行った。具体的には、超重症児を担当していた教師に対し、学校教育における指導内容及び意識に関する調査を行った。その結果、コミュニケーションの基礎的能力を高めるための指導を重視していること、医療的ケアの程度によって、指導内容に違いがあることが明らかとなった。また、働きかけに対する応答が微弱な超重症児と継続的にかかわることで、心拍数変動と対象の微細な行動表出の関連や、受け止めやすい感覚刺激を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新生児医療や救命救急医療の進歩に伴い、医療的ケアを濃厚に必要とする障害の重い子どもたち(超重症児)が増加しつつある。彼らは濃厚医療・介護が継続的に必要とされ、脳幹水準にまで及ぶ重篤な脳障害があるために、働きかけに対する応答が微弱である。こうした特徴を有する子どもたちの教育支援のあり方が喫緊の課題となっており、本研究においては、コミュニケーション能力の基礎的能力を高めるために、心拍数変動などの生理心理学的反応を必要に応じて活用すること、学校教育修了後を見据えた指導のあり方について提言を行った。
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