研究課題/領域番号 |
16K04832
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
坂井 聡 香川大学, 教育学部, 教授 (90403766)
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研究協力者 |
宮崎 英一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 知的障害 / 合理的配慮 / コミュニケーション / ICT / 感情表現 / 産学官連携 / 感情 / 視える化 / 特別支援教育 |
研究成果の概要 |
知的障害のある人が感情表現をすることができるように、windowsで動く感情表現につながるソフトを富士通と共同で作り上げることができた。感情を視える化するためのソフトであり、それを使うことで、気持ちを表現することができる。 また、音声表出を助けるためのVOCAであるトーキングエイドを導入することで、これまで話をすることができなかった知的障害のある児童が、トーキングエイドに入っている言葉を確認しながら音声表出することができるようになった事例も確認できた。 ICTの導入は、感情表現やコミュニケーションの手段として知的障害のある人への合理的配慮の一つとして活用することができることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
知的障害のある人の自己決定や自己選択は、表出性のコミュニケーションができるかどうかで大きく変わってくる。本研究で得られた知見は、ICTの利活用により、コミュニケーション手段を確保することで、知的障害のある人たちの生活の質を上げることができるというものである。 また、同時に周囲がそのように理解して関わるのかということも重要なこととなった。多様なコミュニケーション手段を周囲が受け入れなければ、知的障害のある人にとっての合理的配慮として機能しない可能性があるからである。
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