研究課題/領域番号 |
16K04834
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
樫木 暢子 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (10635858)
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研究分担者 |
苅田 知則 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (40363189)
中野 広輔 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (60735330)
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研究協力者 |
猪狩 恵美子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 病気療養児 / 教員養成 / ICT機器 / 学習機会の保障 / ICT / 教員養成カリキュラム / 医療、福祉、教育との連携 / 病弱教育関連科目のシラバス検討 / タブレット端末の活用 / 特別支援教育 |
研究成果の概要 |
愛媛大学教育学部における病弱教育関連科目群の見直しを行い、「発達障害児の健康教育」及び「発達障害児の教育実践論」において学生の自己評価(ルーブリック評価)を実施し、授業内容を精選した。ICT機器を活用した遠隔学習支援では対象児の希望によりライブチャットを使用した。双方向コミュニケーションロボットの使用ではインターネット環境や音声認識などによる課題を見出すことができた。継続的な啓蒙活動の結果、医療、福祉関係者は病気療養児への教育に対する理解が広まってきたが、院内学級担当者以外に関心を広めることができず、病弱に関するインターンシップ実習は限定的であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病気等により小中学生だけで毎年約4 万人以上の児童生徒が30 日以上の長期欠席を余儀なくされている。これらの児童生徒に対して、文部科学省は児童生徒の学習効果を高めるICT やメディアを利用した「オンデマンド型授業」を用いて学習機会を保障・補完するよう通知している。しかし、ICT リテラシーと病弱教育の専門性を有する教員は非常に少なく、対応できる教員の養成が急務である。本研究ではこの課題に対して、病気療養児の学習機会を保障・補完できる教員を養成するカリキュラムを開発し、ICT機器を活用した病気療養児への学習支援を試行した。
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