研究課題/領域番号 |
16K04835
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
喜多尾 哲 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (70724615)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 知的障害 / 弁別移行学習 / 学習過程 / 学習評価 / 学習の転移 / 授業観察 / 学習特性 |
研究成果の概要 |
知的障害児を対象に,弁別学習の反応型と新版K式発達検査の成績,および特別支援学校での評価(学期ごとの学習評価,日常生活面の発達評価)を比較検討した。弁別学習達成後に正負の刺激を逆転させた弁別逆転学習の反応型と発達検査の成績を比較すると,弁別逆転学習が困難な反応型を示す対象児は言語や一般的知識の習得が未発達であった。逆転移行が困難な対象児は学校での学習においても学習の転移が困難な傾向がみられた。このことから,弁別学習の反応型は学校での学習評価にも利用できるのではないかと指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特別支援学校学習指導要領の改正により,知的障害教育においても個別の指導計画の作成や適切な学習評価の実施が一層強調された。学習評価には「知識・技能」を習得する力のほか,「思考・判断・表現力」など,習得した知識や技能を利用して新しい課題を解決する「応用力」の観点が含まれる。知的障害児はその学習特性に「応用力の弱さ」が挙げられている。知的障害教育にではとくに「応用力」に注目したアセスメントおよび学習評価の観点が必要ではないかと考え,本テーマを設定した。
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